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乳房再建 (自家組織再建・人工乳房)

当院の乳房再建の特徴

毎年約6万人の方が乳がんと診断され、そのうち約4割の患者さんが乳房の切除手術を受けています。「乳房再建」とは、乳がん治療により失ったり変形した乳房をふたたび取り戻すことです。

治療のための犠牲とはいえ、がん治療での精神的負担に加え、外見の変化に伴う喪失感は決して小さなものではありません。乳房をできるだけきれいに残すことは決して贅沢ではなく、自信をもって自分らしく生活するために必要な選択肢。
当院では、「乳房再建」は治療の延長上と考え、乳がんの治療だけでなく、手術後の生活を「前向きに自分らしく」送っていただくための支援として「乳房再建」に対するご要望に丁寧にお応えしたいと考えています。
さらに、近畿大学医学部形成外科との連携により、様々な乳房再建に幅広く対応しています。

■人工乳房による乳房再建も可能

従来は、自分の体の組織を使用した乳房の自家組織再建のみが保険適応されていましたが、2013年7月からは「人工乳房」による乳房再建も保険適応になりました。
しかし、この人工乳房の手術はどこの病院でも行えるわけではありません。「日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会」の定める施設認定基準を満たす必要があります。
当院では、人工乳房による再建に必要となる施設認定を全て取得しています。

■形成外科医の常勤により手術と同時の再建が可能

乳がん手術から乳房再建の外科手術を連続して行う乳房の1次再建は、乳腺外科医と形成外科医が常に密な連携を取ることで可能になります。そのため、1次再建が可能な医療施設はそう多くはありません。
当院では、形成外科医の常勤体制で、喪失感による精神的不安が少ない1次再建をすすめています。?

【形成外科とは】

身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、QOL(クオリティ オブ ライフ=生活の質) の向上に貢献する、外科系の専門領域です。

■形成外科医と乳腺外科医の密な連携で乳房再建を実現 

乳房再建の前提は、まずは乳がんの根治。がんを完全に取りきるための切除が必要です。一方、よりきれいな再建を目指す形成外科医は、できるだけ残すことはもちろん、皮膚の切り方にも注意を払います。
この2つの視点から十分な検討を行い、手術方法を検討した上で乳がん治療と乳房再建が行われています。

乳房再建視点

乳房再建の基礎知識

乳房再建っていつできるの?

乳房再建を行う時期により2つに分類されます。

  • 1次再建:乳がんの根治手術と同時に乳房再建を開始する
  • 2次再建:乳がん治療の終了後、時間を置いて乳房再建を開始する

※ 手術後に放射線療法を行う場合は、
  放射線療法終了後に乳房再建を行うため2次再建となります
※ 基本的に期間の制限はなく、
過去に乳がんの治療を受けた方も再建を検討できます

参考)乳房ができるまでの手術回数での分類

  • 1期再建:1回の手術で乳房再建を完了させる場合
  • 2期再建:2回の手術で乳房再建を完了させる場合

乳房再建のタイミングによるメリット・デメリット

メリットテ?メリット

人工乳房による再建の方法は?

シリコンでできた風船状のバッグ(組織拡張器:ティッシューエキスパンダー)を大胸筋の下に入れ、生理食塩水を徐々に入れて皮膚を伸ばした後に人工乳房と入れ替えます。

※ 人工乳房による再建は、乳房の全切除が前提になります
※ 胸の筋肉(大胸筋)が無い場合は対象となりません

人工乳房方法

乳房の自家組織再建の方法は?

自分自身の身体の一部を使って乳房を再建する方法が「自家組織再建」です。自家組織による再建でも、組織拡張器を併用する場合があります。

  • 筋皮弁法:背中やお腹から、皮膚と脂肪、筋肉の一部を移植
  • 穿通枝皮弁法:筋肉を使わず、お腹などから、皮膚と脂肪組織を移植
  • 脂肪注入法:腹部や大腿から吸引した脂肪を注入

自家組織再建方法

人工乳房と自家組織再建のメリット・デメリット

乳がん治療のための手術方法や再建のタイミングなどによって、適した手術方法は異なります。ですから、再建を希望しても、乳がん手術後の経過や治療の状況によっては、ご自身が希望する乳房再建手術が受けられない場合もあります。
また、人工乳房と自家組織再建のどちらにもメリットとデメリットがあり、一定のリスクの発生も踏まえた上で、どの方法が患者さんにとって最適であるか、しっかりと相談をしながら検討することが必要です。

乳房再建メリット表

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