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形成外科

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形成外科について

形成外科では、全身の皮膚、皮下組織(脂肪)、軟部組織(筋肉、骨)を治療対象としており、腫瘍などのできものだけでなく、生まれつきや病気、ケガ、加齢などによって生じた身体の変形や不自由を治療し、患者さまの生活の質(QOL)を改善するお手伝いをしています。
当科は日本形成外科学会認定教育関連施設であり、近畿大学医学部形成外科、和歌山県立医科大学形成外科と連携し、幅広い疾患に対応しています。

皮膚腫瘍外科分野

皮膚の良性腫瘍や悪性腫瘍の治療では、病気の根治だけでなく、術後の整容面と機能面に配慮した治療を行っています。

眼形成外科

  • 眼瞼下垂症
    文字通り「眼瞼(まぶた)」が「下垂(あがらない)」状態です。これにより、視野が狭くなるだけでなく、肩こりや頭痛の原因となることがあります。加齢や物理的刺激によるものと生まれつきのものがあり、それぞれ治療方法が異なります。
  • 皮膚弛緩症
    まぶたの皮膚が被さるために視野が狭くなっている状態です。眉毛の下またはまつ毛の上の皮膚を切除します。
  • 眼瞼内反症(逆まつ毛)
    瞼(まぶた)が内側(眼球側)に傾き、睫毛(まつ毛)が眼球に触れてしまう状態です。目がチクチク痛かったり、眼球に傷が入ってしまうこともあります。生まれつきのものと加齢によるものがあり、それぞれ治療方法が異なります。

乳房再建

当科では乳がん手術による乳房欠損に対する乳房再建手術を積極的に行っており、乳腺外科との連携により一次再建・二次再建のどちらにも対応しています。また、2013年より人工乳房による再建に必要な施設認定を取得し、様々なニーズに対応できる体制を整えています。

乳腺センター

キズ跡、ケロイド

ケガや手術創などに起因する肥厚性瘢痕やケロイド、特に大きな起因が無いのに発生する特発性ケロイドの治療では、保存的・外科的治療に加え放射線治療を併用することにより、再発率を最小限にするよう努めています。

難治性潰瘍・褥瘡(床ずれ)

  • 難治性潰瘍とは、いわゆる治りにくい傷です。他科と連携し傷の治らない原因の治療を行いつつ、「傷治しの専門家」として最新の知見のもと、傷の治療を行います。
  • 褥瘡の治療では、毎週火曜日に褥瘡の専門外来を設置し、在宅や他院での褥瘡処置指導を行っております。また必要に応じて、入院のうえ、局所陰圧療法や手術療法を行うこともできます。

顔面骨折

主として鼻骨、頬骨、眼窩骨などの中顔面に対する手術を行っています。骨折部位の固定には抜釘を必要としない吸収性プレートを用いています。

シミ、ホクロの治療

当科では炭酸ガスレーザーとQスイッチ・ルビーレーザーを完備し、ホクロやシミの除去治療を行っております。お悩みの方は、是非ご相談ください。

診察日 木曜日 午後診(15:00 ~ 16:00 完全予約制)
レーザー治療は別日に行います。
担当医 形成外科医長 進藤 恵美
料金等 健康保険適用となる疾病や治療範囲は法的に定められています。そのため、適用以外の症状や範囲を越えた治療については、健康保険適用外(自費)となります。

<健康保険適用> 太田母斑・扁平母斑・異所性蒙古斑・外傷性刺青
<健康保険適用外> 日光色素斑(シミ)・老人性疣贅(イボ)・色素性母斑(ホクロ)

=健康保険適用外の料金例=
シミ:直径1cm未満あたり10,000円~
ホクロ:直径1㎜未満あたり3,300円~
イボ:直径5㎜未満あたり7,700円~

※上記に加えて診察料、薬などの料金も適用外となります。
※大きさや数によって料金が異なります。
ご予約・お申込 月曜日~金曜日 9:00~16:00
市立貝塚病院 地域医療連携室
TEL:072-422-5865 FAX:072-438-5511

対応している疾患など

形成外科で扱う疾患は、体表面を中心として全身のあらゆる部位を治療対象とすることが特徴です。

  • 皮膚良性腫瘍
    母斑、粉瘤、脂肪腫、血管腫 など
  • 皮膚悪性腫瘍
    基底細胞癌、有棘細胞癌、乳房外パジェット病、皮膚付属器癌 など
  • 腫瘍切除後の再建
    がんを切除した後の変形や機能欠損の改善、乳房再建 など
  • 瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド
    ケガや手術の後の目立つ傷跡やそれによる運動機能制限
  • 体表面のケガ
    擦り傷、切り傷、皮膚欠損
  • 熱傷(やけど)
  • 顔面骨骨折
    頬や鼻など顔の骨折
  • 難治性皮膚潰瘍
    治りにくい傷や皮膚欠損、褥瘡(床ずれ)など
  • 眼瞼疾患
    眼瞼下垂症、眼瞼内反症(逆まつげ)など
  • 爪疾患
    巻き爪、陥入爪、爪周囲炎
  • 体表面の先天性疾患
    瞼や耳の変形、でべそ など
  • 腋臭症(ワキガ)、腋窩多汗症(わき汗)
  • シミやホクロなどの色素性疾患

実績

手術件数

項目 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
外傷 25 48 46 34 33
先天異常 5 3 18 16 24
腫瘍 564 606 622 493 457
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 8 20 29 30 18
難治性腫瘍 6 2 7 3 9
炎症・変性疾患 171 143 155 149 175
その他 58 119 119 114 59
Extra レーザー治療 18 34 119 139 244
(合 計) 830 927 1,069 978 1,019

医師・スタッフ紹介

もちづき ゆういち

望月 祐一 

形成外科部長

専門分野:

形成外科全般

資格:

・日本形成外科学会専門医 / 領域指導医
・皮膚腫瘍外科分野指導医
・小児形成外科分野指導医
・レーザー分野指導医
・日本創傷外科学会専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・臨床研修指導医
・難病指定医
・乳房再建用エキスパンダー / インプラント責任医師
・看護師特定行為研修指導者

しんどう えみ

進藤 恵美

形成外科副部長

専門分野:

形成外科全般

資格:

・乳房再建用エキスパンダー / インプラント実地医師

あさむら しんいち

朝村 真一

形成外科非常勤

専門分野:

眼形成外科、マイクロサージャリー

資格:

・日本形成外科学会専門医/領域指導医 
・再建・マイクロサージャリー分野指導医 
・小児形成外科分野指導医 
・日本創傷外科学会専門医
・日本手外科学会専門医 
・日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
・和歌山県立医科大学形成外科主任教授

外来担当表

休診情報はありません。

午前

1診 進藤 恵美

望月 祐一

進藤 恵美 朝村 真一 望月 祐一 予約制
望月 祐一

褥瘡外来
完全予約

 

午後

1診 手術日 手術日 手術日 レーザー外来
完全予約
進藤 恵美
手術日

医師の交替や変更、また休診の場合もございますのでご注意願います。

診察は、木曜日午後の完全予約を除き、午前のみです。