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消化器内科

肝疾患の内科的治療

【肝がん】
ラジオ波焼灼療法・エタノール注入療法といった内科的局所治療を中心に、インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)を行っています。

【肝炎】
『肝炎ガイドライン』に沿って、B型肝炎に対するインターフェロン療法、核酸アナログ(エンテカビル、テノホビル)療法、ならびにC型肝炎に対するペグインターフェロン+リバビリン+シメプレビル3剤併用療法や、インターフェロンを使わず副作用の少ないダグラタスビル+アスナプレビル経口2剤併用療法など、ウイルス性肝炎に対する治療を積極的に行っています。
また、生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)と関連した非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)に対しては、採血、腹部超音波検査、肝生検にて診断した後、薬物療法や運動療法、管理栄養士と密接に連携した栄養指導、生活指導を行っています。

【肝硬変】
インターフェロン療法等の抗ウイルス治療に加え、分枝鎖アミノ酸製剤投与等の栄養療法を行い、患者さんのQOL向上を目指した診療を行っています。
腹水、静脈瘤、肝不全等の肝硬変合併症に対しては、患者さんの全身状態を把握した上で、腹水穿刺、腹水濾過濃縮再静注、内視鏡的静脈瘤硬化療法や結紮(けっさつ)術を適時施行しています。

内科的局所療法

内科的局所治療(=経皮的治療)は、がんに直接針を刺して行う治療です。
がん細胞を局所的に集中して治療するため、正常な細胞への影響が少なく身体に負担の少ない治療方法です。がんの数に合わせて繰り返し行います。

肝機能が良好でない場合も治療が可能ですが、患者さんの年齢・体力、肝機能の状態、がんの進み具合、腫瘍の数、合併症の有無などを考慮して行います。
ただし、エコーで腫瘍の位置を確認しながら行うため、エコーで腫瘍が確認できない場合、また周りに太い血管や胆管があるなど、針を刺す際に危険性がある場合は適応外となります。

内科的局所療法

ラジオ波焼灼療法(RFA)

挿入した針の先からラジオ波(高周波)を流し、熱によってがん組織を凝固壊死させます。

エタノール注入療法(PEIT)

挿入した針の先から、エタノール(純アルコール)を注入します。エタノールには触れた細胞を凝固させる性質があるため、がん細胞を凝固させ死滅させることができます。ラジオ波に比べ効果はやや落ちますが、ラジオ波と組み合わせて行うこともあります。

インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)

X線や超音波像、CTなどの画像を見ながら体内に細い管(カテーテルや針)を入れて治療する、身体への負担が少ない治療方法です。
手術や上記の内科的局所治療が難しい、腫瘍の数が多い場合に適応となります。

抗がん剤を使用する場合、肝臓で抗がん剤が分解されるため肝臓以外の臓器への影響が少ないメリットがありますが、肝機能がかなり低下している場合は、肝臓への影響が大きいため適応外となります。

インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)

経カテーテル動脈塞栓法(TAE)

肝動脈にカテーテル(細い管)を入れ,そこから血管に塞栓物質を詰めてがん細胞への血流を絶つ方法です。
腹部血管造影検査に引き続き行われることもあります。また、抗がん剤を併用する場合も多くあります。

動注療法

経カテーテル動脈塞栓法と同様にカテーテルを入れ、塞栓物質を使わずに抗がん剤だけをがんの肝動脈に注入する方法です。
抗がん剤を直接がん細胞の近くに入れるため、注射や経口摂取よりも副作用が少なく、少ない量で高い効果が期待できます。

=肝動脈を塞いで肝臓は大丈夫?=

肝動脈を塞いで肝臓は大丈夫?

肝臓へ血液を送る血管には、「肝動脈」と腸から吸収された物質を血液にのせて肝臓に運ぶ「門脈」があります。
肝臓はこの「門脈」から主に栄養を得ており、がんは「肝動脈」から栄養を得ている場合がほとんどです。そのため、肝動脈を塞いでも肝臓の正常な部分は大きな影響は受けません。

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