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市立貝塚病院のロボット支援下手術

市立貝塚病院
聞き手 地域医療連携室
回答 手術看護認定看護師 島田 乃里江

質問者: こんにちは、市立貝塚病院の島田看護師さんですね。まずは、ロボット支援下手術について教えていただけますか?

島田看護師: こんにちは。
はい、ロボット支援下手術は、外科手術を支援するために設計されたロボットシステムを使用した手術のことです。
ロボットは手術を行うのではなく、熟練した医師が操作し、手術の精度向上や患者の回復期間の短縮に役立っています。

質問者: 市立貝塚病院でのロボット支援下手術はいつから始まったのですか?

島田看護師: 当院では、2023年12月からロボット支援下手術を開始しました。
外科の腸の手術、婦人科の子宮の手術、泌尿器科の前立腺の手術など、健康保険適応となる症例で実施しています。

質問者: ロボット支援下手術の利点について教えていただけますか?

島田看護師: もちろんです。
まず、高精度な操作が可能であり、外科医の手の制御よりもさらに精度が高いです。
これにより、患者さんへの負担を最小限に抑えることができます。
また、ロボット手術は極めて小さい切開で済むため、患者さんはより少ない出血や回復期間を経験します。

質問者: ロボット支援下手術の将来について、どのような展望がありますか?

島田看護師: 将来的には、ロボット手術はさらなる進化を遂げ、遠隔地からの手術が可能になるかもしれません。
また、AIとの統合により、手術中の意思決定が向上し、合併症が減少し病院滞在期間が短縮されることが期待されています。

質問者: 最後に、市立貝塚病院の手術室からメッセージをお願いします。

島田看護師: 市立貝塚病院では、外科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士、薬剤師、放射線技師など、様々な職種がチーム一丸となり全力でサポートしています。
ロボット支援下手術だけではなく、すべての手術において患者さんが安心して手術医療を受けられるよう努めていますので、どんなことでも気軽に相談してください。