市立貝塚病院緩和ケア病棟ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
当院緩和ケア病棟は、平成27年5月に一般病棟を改修し、5階北病棟に病床数19床で開設しました。大阪府内貝塚市以南では初めての緩和ケア病棟となります。
緩和ケア病棟では、患者さん一人ひとりの思いや苦痛を受け止め、患者さんが「その人らしく」穏やかな毎日をすごしていただけるように、身体(からだ)や心のつらさを和らげることを目指しています。
このページでは当病棟での診療・ケアについての内容などを紹介させていただいておりますのでご参考にしていただけますと幸いでございます。
▽次の中から確認したい内容を選択してください。
>>緩和ケア病棟概要
>>入棟の流れ
>>緩和ケア外来(緩和ケア病棟入棟面談)
>>Q&A(よくあるご質問と回答)
>>医師・スタッフ紹介
▽以下より入棟審査手続きの際に必要なファイルをダウンロードできます。
緩和ケアはがんなどの病気から生じる患者さんの痛みを初めとする身体的な苦痛やきもちのつらさ、精神的な不安をできる限り和らげる医療です。平成27年5月に開設した緩和ケア病棟では、次の病棟理念、基本方針を大切にしながら、あたたかく心のこもったケアを提供します。
緩和ケア病棟では、患者さん一人ひとりの思いや苦痛を受け止め、患者さんが「その人らしく」穏やかな毎日をすごしていただけるように、身体(からだ)や心のつらさを和らげることを目指しています。
▽以下よりパンフレットをダウンロードできます。
○患者さん本人が、病名・病状を理解しており、緩和ケアについての意見や希望を伝達できること。
○患者さんとご家族が、以下の内容をご理解のうえで、入棟を希望されていること。
【※以下の患者さんの入院(入棟)はお受けしていません】
入棟された後に、以下の条件にあてはまる状況がおこった場合は退棟いただくことを原則とし急性期病棟への転室や在宅医療、あるいは転院をすすめます。このとき在宅療養の担当医や転院先の病院に対して緩和ケア病棟入院中の診療情報の提供を行います。
緩和ケア病棟は、患者さんとご家族がともにくつろいでお過ごし頂けるよう配慮しています。全室個室であることはもちろん、ご家族との時間を大切に考え、ご家族のための設備も整えました。各室にソファーベッドを設置するほか、ご家族に休んでいただくための給湯室やユニットバスを備えた家族控え室などもあり、ご家族と一緒にご利用いただけるファミリーキッチンも備えています。また面会は24時間可能です。
※緩和ケア病棟の病室窓は風通し程度の開閉のみとなっております。
病床数 19床(全室個室)
種 別 | 個室料(1日) | 設備・備品など |
有料個室1等室B (3室) | [市内料金] 7,700円(税込) | 床面積約14〜15? 液晶テレビ(無料) 冷蔵庫(無料) ソファーベッド リモコン式の照光調整付きライト ウォシュレットトイレ 洗面台 |
[市外料金]※ 10,010円(税込) | ||
有料個室2等室B (6室) | [市内料金] 3,850円(税込) | 床面積約11〜12? 液晶テレビ(無料) 冷蔵庫(無料) ソファーベッド リモコン式の照光調整付きライト ウォシュレットトイレ 洗面台 |
[市外料金]※ 5,005円(税込) | ||
無料個室 (10室) | 室料差額 無 料 | 液晶テレビ(有料) 冷蔵庫(有料) チェアベッド ウォシュレットトイレ・洗面台は2 部屋での共有使用となります。 |
※ただし市外料金は、貝塚市・岸和田市・泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町・田尻町・岬町以外の区域に住所を有する方に適用されます。
※無料個室では、テレビ・冷蔵庫使用時はテレビカード(1枚1000円)のご購入が必要となります。
平成27年5月の緩和ケア病棟開設に伴い、「緩和ケア外来」を開設しています。
緩和ケアは、終末期医療ととらえる方もありますが、がんなどの病気から生じる患者さんの痛みを初めとする身体的な苦痛やきもちのつらさ、精神的な不安をできる限り和らげる医療です。がんと診断された時から、治療に伴う苦痛を和らげ「からだ」や「こころ」のケアが、治療継続に重要な役割を果たします。そのため、がんの診断から治療の時期を問わず、患者さんやご家族が安心して医療を受けていただけるよう支援します。
1.医療機関からの予約が必要です。
主治医又はかかりつけ医師にご相談の上、医療機関から当院地域医療連携室を通じて予約をお取りください。
2.緩和ケア外来
毎週月曜日・水曜日(祝日除く)
午前10時〜12時 予約制(入棟面談)
午後1時〜4時 予約制(診察)
当日は以下をお持ちください。
3.入院の決定
緩和ケア外来(入棟面談)受診後、入院の可否を検討し、結果を後日連絡いたします。
患者さんご本人が来院される場合は保険診療となります。ご家族の方が相談のみで来院される場合は、自費にて約8,000円「家族面談料2,880円(税込額)+画像診断料」となります。これは健康保険の対象とならないため自費料金となります。可能な限り患者さんご本人及びご家族の方の来院をお願いいたします。
※医師の交替や変更、また休診の場合もございますのでご注意願います。
午前(入棟面談)午後(診察) |
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1診 | 10時〜12時(予約制) 13時〜16時(予約制) |
10時〜12時(予約制) 13時〜16時(予約制) |
Q1.緩和ケア病棟は、一般病棟とどこが違うのですか?
A1.緩和ケア病棟はすべて個室です。明るく家庭的な雰囲気をもつ環境づくりを心掛けています。体調が悪い患者さんにとって、親しいご家族やご友人の付き添いは、それだけで大きな安心につながります。この病棟では、付き添いの方の利便を考えて、面会時間は制限しておりません。個室ですので泊まって付き添っていただくことも可能です。また、ご家族が安らげる空間として、家族控室や患者さん用のミニキッチン・談話室などを設置しております。
Q2.緩和ケア病棟を見学することはできますか?
A2.入院患者さんの療養環境に配慮し、見学は原則としてお断りしております。入棟前の下見を希望される患者さまやご家族には、ご相談に応じます。(平日9時〜16時の間)
Q3.緩和ケア病棟の対象の方はどういう方ですか?
A3.緩和ケアは、すべてのがん患者さんを対象としますが、緩和ケア病棟に入院中は積極的治療を行いません。体調が回復するなどして、積極的治療を再開することも可能ですが、そのときは、外来や一般病棟へ戻って治療を受けることになります。
Q4.緩和ケア病棟に長期間入棟していることはできますか?
A4.次のいずれかの条件を満たす方は退院のご相談をさせていただくことがあります。
Q5.短期入院は可能ですか?
A5.積極的治療の途中で生じた症状緩和の治療や症状コントロールのために一時的に入院することは可能です。
Q6.緩和ケア病棟では、どのような治療をしてくれるのですか?
A6.がん治療を目的とした積極的な治療は行いません。しかし、積極的治療の過程で生じた苦痛な症状を緩和する治療は行います。また、がんの進行から生じる患者さんとご家族の身体的・精神的つらさを緩和する治療とケアを行います。
Q7.病名告知をしていませんが、緩和ケア病棟へ入院できますか?
A7.患者さんが病名・病状を理解していることが基本となります。治癒が期待できない病状であることと、緩和ケアについてご理解していただいていることが、緩和ケア病棟での入院生活には重要となります。
Q8.入院後に外泊・外出や退院することはできますか?
A8.可能です。症状が落ちつけば一時退院し、ご自宅での療養ができるよう調整します。
Q9.家族の付き添いが必要ですか?
A9.必ず必要とは限りません。患者さんが不安だったり、心細いときには、ご家族と一緒にいることで心が落ちつきます。緩和ケア病棟では、患者さんとご家族がともに過ごす時間を大切に考えています。
※付き添い時は、主治医の付き添い許可が必要ですので、ナースステーションへお申し出をお願いします。
Q10.入院費用についてはどうなりますか?
A10.緩和ケア病棟も一般病棟と同様に保険診療の対象ですが、医療費の計算方法は異なります。一般病棟では、治療にかかった分の費用が請求されるのに対して、緩和ケア病棟では、治療の内容にかかわらず原則一定の負担となります。ただし、食事療養費、室料差額や当院所定のねまきを使用された場合などの自費料金は別途加算されます。
入院しているお部屋によって、保険診療医療費とは別に個室料金(室料差額)がかかります。〔室料差額は保険対象外となります〕
緩和ケア病棟では、高額療養費制度なども適用となりますが、加入されている保険の種類や年齢・所得などに応じて自己負担額が異なります。詳しくは、当院の医療ソーシャルワーカー、緩和ケア病棟事務担当者または加入されている健康保険へお問い合わせください。
専門分野
緩和ケア科、内科
資格
日本内科学会認定内科医
■各診療科主治医
■「緩和ケアに関する研修」受講済医師
>>受講済医師一覧(PDF)
■新川 さゆり(がん性疼痛看護認定看護師)
■近藤 麻美(がん性疼痛看護認定看護師)
■白石 裕実(緩和ケア認定看護師)
■病棟看護師・外来看護師・看護助手
■上記スタッフに加え、精神科医師(非常勤)、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、メデイカル・ソーシャル・ワーカー(MSW)、臨床心理士(非常勤)で構成される多職種によるチーム医療を行います。