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「乳がん」について

乳がんの罹患率

乳がんは、女性のがんの中で最も多いがん

乳がんの罹患数(乳がんにかかる人)の数が増加し、女性がかかるがんのトップになっています。今では生涯で9人に1人が乳がんにかかる計算になり、年間約10万人の方が新たに乳がんと診断されています。

乳がんに注意が必要な年齢

30歳を過ぎたら関心を40歳を過ぎたら必ず定期検診を!

乳がん患者は、30歳代後半から急激に増加し40代後半から50代、60代の罹患率が高くなります。
患者数の多い40歳代、50歳代は、職場などでの社会的な責任が増したり、子供の進学など家庭的にも重要な時期。こうした時期に発症しやすい乳がんへの対応は、社会的にも重要な課題となっています。
30歳になれば、自己検診を中心に必要に応じて乳がん検診を、40歳以降は定期的(2年に1回)に乳がん検診を受けましょう。

乳がんの注意すべき症状

乳房の異常に気付くため、自分でチェックする習慣を!

乳がんの初期にはこれといった自覚症状が無いのが一般的です。発見のきっかけになるのは、乳房に関する何らかの異常。しかし、しこりなどがあったとしても、必ずしもがんとは限らず良性疾患の場合も多いので、ともかく病院を受診してください。まずは自分でチェックする習慣を付け、いつもと違うと感じたら放置せずに受診しましょう。

  • 乳房にしこりがある
  • 乳房にくぼみがある
  • 乳頭の位置がずれている
  • 乳頭が陥没している
  • 乳頭から液体が出る
  • 乳頭がただれている
  • 脇の下にしこりがある

ブレスト・アウェアネス

近年「ブレスト・アウェアネス」といって乳房を意識する生活習慣が提唱されています(→乳がんセンターニュースNo.85)
ブレスト・アウェアネスといっても何も特別なことではなく、自分の乳房を意識して、以下の4つの基本行動をとることです。

ブレスト・アウェアネスで提唱される基本行動
  • 自分の乳房の状態を知るために、日ごろから自分の乳房を見て、触って、感じる(乳房のセルフチェック)
  • 気をつけなければならない乳房の変化を知る(しこりや血性の乳頭分泌など)
  • 乳房の変化を自覚したら、すぐに医療機関へ行く
  • 40歳になったら定期的に乳がん検診を受診する

(出典:日本乳癌学会 患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版)

「乳がん自己検診法」出張講座のご案内

乳がんの早期発見の有効な手段の一つに、自己検診法があります。
市立貝塚病院では、看護師を中心に自己検診法の普及のための『乳がんキャラバン隊』を結成。ご希望の場所に出向いて講座を行う取り組みを行っています。

乳がん自己検診法出張講座
条件 参加人数10人程度(少人数グループでもお問い合わせください。)
範囲 貝塚市及び近隣市町(車で片道60分以内の場所)
日時 月曜日(祝日は除く)
午後1時~午後4時の間(基本コース:質疑応答含み1時間)
内容 講義、ビデオ、実技演習、質疑応答
費用 無料
申込・問い合せ 市立貝塚病院 地域医療連携室
電話:072-422-5865(代表) 内線236